コラム

立秋と七草で秋を感じる

2018年は8月7日に立秋を迎えます。高校野球が始まり、まだまだ厳しい暑さが続きますが、暦の上では秋。今回は立秋について、また秋を楽しむ七草についてご紹介します。

 

<立秋とは>
立秋とは春分や夏至などと同様に古代中国で考案された二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、暦の上で「秋に入る日」とされています。
この日を境に暑さは「暑中」の暑さではなく「残暑」=残る暑さになります。そのため時候の挨拶も「残暑お見舞い申し上げます」に変わります。

 

<目で楽しむ秋の七草>
花に目を向けると、この時期から秋の七草が少しずつ見られるようになります。
「春の七草」といえば1月7日に七草粥を食べることで正月料理で疲れた胃を休め、1年の無病息災を祈るものとして、今でもその風習が続いています。一方で「秋の七草」は馴染みが薄いという方もいらっしゃるかもしれません。
秋の七草は食べるものではなく、その美しさを鑑賞して楽しむものです。また、見て楽しめるだけではなく、薬用など実用的な草花として昔の日本人に親しまれたものが選ばれているのも特徴です。

秋の七草の起源は万葉集に収められている山上憶良の歌が始まりです。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

最初の歌で「秋の野に咲いている草花を指折り数えると7種類ある」とし、次の歌で花の紹介をしています。朝貌(あさがお)については諸説ありますが、現在では桔梗とされています。

 

<秋の七草とは?>

 

180702pla_1

●萩(はぎ)
花言葉:思案、柔軟な精神、内気、前向きな恋
しなやかな枝を伸ばし、美しい紫紅色の花をつけるマメ科の植物。古い株から芽を出すという特徴があり、生え木(はえき)が変化したことが語源とされています。山野に自生し秋を代表するこの花は、お彼岸にお供えする「おはぎ」の由来にもなっています。

 

180702pla_2

●尾花(おばな)
花言葉:生命力、活力、隠退、悔いなき青春、心が通じる
尾花とは「すすき」の別名です。すすきの穂が動物の尾に似ていることが、名前の由来とされています。すすきは秋の七草にとどまらず、穂がなびく姿が秋の風を感じさせてくれたりと、日本の秋を代表する植物として想像される方も多いです。

 

180702pla_3

●葛(くず)
花言葉:治療、活力、根気、努力、芯の強さ
葛のつるはひと夏で10mぐらい成長し、まわりの木々をおおってしまうぐらいの生命力があります。花は赤紫色で甘い香りがし、葛の根は風邪や胃腸不良の漢方薬の原料にもなっています。また、葛の根からとった葛粉は、和菓子の葛餅の原料としても知られています。

 

180702pla_4

●撫子(なでしこ)
花言葉:大胆、可憐、純愛、無邪気
撫でるように可愛い花の意味から名付けられたとされています。日本女性の清楚さを表現した「大和撫子」の「撫子」は、この花のことを指します。清少納言は「枕草子」の中で撫子の美しさは草花の中で一級品であるとしています。

 

180702pla_5

●女郎花(おみなえし)
花言葉:美人、親切、はかない恋、心づくし
おみなえしの名前の由来には「美女を圧倒するほど美しい花」という説がある程。多くの歌や句にも詠まれていることからも、その美しい花の様子は昔から日本人に慕われていました。また、おみなえしの根と全草には鎮痛や解毒・利尿などの作用があります。

 

180702pla_6

●藤袴(ふじばかま)
花言葉:遅延、ためらい、思いやり、優しい思い出
花の色が藤色で、形が袴に似ていることから名付けられました。乾燥させると良い香りを放つため、茎や葉は洗髪や香水に用いられたり、つぼみは生薬として用いられていました。現在では絶命危惧種に指定されており、野生の藤袴を見ることはほとんどできません。

 

180702pla_7

●桔梗(ききょう)
花言葉:清楚、気品、誠実、永遠の愛
明智光秀に代表されるように、かつてはその形の良さから多くの武将の家紋に用いられました。現在は藤袴と同様に、野生の品種は絶滅危惧種に指定されていますが、園芸品種には多くの種類が出回っています。根を乾燥させ粉末にしたものは、痰や咳の薬として用いられています。

 

紅葉のイメージが強い秋ですが、秋の七草に代表されるように多くの草花を楽しむことができます。可憐な花が多いので、一輪挿しなどにもぴったり。ぜひ家に飾るなどして秋の草花を楽しんでくださいね。

 

 

ーー*ーーーー*ーーー*ーーー*ーーーー*ーー*ーー

フラワーショップ・プラナージュ

・靭公園店
〒550-0004 大阪府大阪市西区靭本町1-14-19 清記ビル1F
TEL:06-6441-8776 FAX:06-6441-8751

・北新地店
〒530-0003 大阪市北区堂島1-2-10 第2堂栄ビル1F
TEL:06-6452-8776 FAX:06-6452-8751

(HP)http://www.planage.jp

ーー*ーーーー*ーーー*ーーー*ーーーー*ーー*ーー

  • facebook
  • feed
close